底辺ネットライターが思うこと

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私が一生手放さない一冊、「細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本」

こんにちは。底辺です。

今日は少し、肩の力を抜いて書いてみようと思います。

「~だ。」「~である。」という論調でブログを書くのはまるで物語を綴っているようでとても楽しいのですが、見ている方からすると、「固い」「偉そう」といった印象を受けることもあるのではないでしょうか。

常に「そう思われているかもなぁ」という気持ちで文章を綴っていると、心が凝り固まってしまう気分に襲われることがあります。

なので、柔らかい文章を書くことで、心のマッサージをしようと思い立ちました。

(余談ですが、最初に匿名ダイアリーで書いた時は心のコリを叩き潰すというような気持ちで書いていました)

はてなブログを始めたことだけでもあらゆる人と交流する機会を得られましたが、ツイッターを始めてから、更に色んな方と交流が持てるようになりました。

はてなブログ上だとブログを書いている方との交流がメインになりますが、ツイッターだと読む専門の方とも交流させていただくことができて、とても楽しくやらせていただいております。

先日「書院ワープロのように捨てられない私が捨てられない本の話でも書こうかな」とつぶやいたところ、いくつか「いいね♡」をいただいたので、本の話をしたいと思います。

(「いいね」と言うと、サラダ記念日が頭をよぎります。読んだ当初は良さがあまりわからなかったのですが、ここまで脳裏に焼き付いているということは、良い詩なのだろうと最近になって思います)

これまでのブログの中でも少し触れていますが、私はあまり小説を読みません。全く読まないわけではありませんけれども。

話題作や名作と言われる小説を手に取ることもありますが、夢中になれる作品は数少ないです。

最近では家事や散歩をしながらオーディオブックで小説に触れる機会が多くなりました。フランツ・カフカの「変身」は、オーディオブックで初めて読み(聞き?)ました。

会社員をしている頃は、自己啓発本や、ビジネスマナーの本をかなり読み漁っていました。

まだ電子書籍もそこまで広まっていない頃で、1ヶ月に一度は金曜日の帰り道、本屋に寄って表紙買いをしていました。毎回、1万円を超える量の書籍を買い込んでいました。

そうしたビジネス本の中でも、私の脳みそを大きく改革した本の1つがこちらになります。

 

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

 

見ての通り、私は文系です。

数学、というよりも、数字そのものが大の苦手です。 

昔、テレビで見たのですが、世界には「数字を見ると、人をイメージしてしまって計算が一切できない」という方がいらっしゃるようです。

私はそこまでと行かなくても、それに近い思考を持っています。

数字に対してのイメージ…8は末広がりとか、7はラッキーセブンとか、666は悪魔の数字とか、4と2が組み合わさると不吉とか、…

そうした大衆的なイメージ以外にも、1は寂しい、2だと少し幸せだね、3にもなると少しかしましいね…といった、個人的なイメージもあります。これらのイメージは固定ではなく、その時の感情やハマっている物によって変わっていきます。3はアホというイメージの時期もありました。

そうしたイメージに引きずられて頭の中で何かのメロディが流れだそうものなら、私の頭の中はパニックです。計算どころじゃありません。

今、「寂しい」と「少し幸せ」から、頭の中で「なごり雪」が流れています。

数字だけでなく、あらゆる物に対して「イメージ」があり、何について考えてもそれが最初に頭に浮かんでしまいます。

こんな私が、一度、役職とまではいきませんが、仕事で場を仕切らせていただく立場になったことがありました。

それまで「アイデア」や「面白さ」だけで評価され、乗り切れてきた仕事が、そうは行かなくなりました。

その際に自分の考えていることすら上手く説明できない「論理な、数学的な思考力のなさ」に辟易してしまったんです。

そんな時に出会った本がこれでした。

「数学的思考力」とされていますが、数式などは一切出てきません。

「物事を論理的に考えるにはどうするか」ということが、文章で物凄くわかりやすく書かれています。

例えば、「よく当たると噂の宝くじ売り場はなぜよく当たるのか」という話。

簡単に言えば、こういうことなんです。 

  • そこで宝くじを買って当たった人が「あそこで買って当たったよ」と言う。
  • 縁起をかついで、わざわざそこに買いに行く人が現れる。
  • その宝くじ売り場で宝くじを買う人の数がそれ以前より増える。
  • 少額であれ、当たる経験をする人の数が多くなる。
  • 「本当にあそこで買ったら当たった」という話が広がる。
  • その宝くじ売り場に買いに行く人が更に増加。
  • 買っている人の数が他の宝くじ売り場よりどんどん増えていく。
  • 当選者数が増える。

今だと、楽天totoの当選率が高いという噂がありますが、全国どこから手軽に買える上に、楽天利用者はとても多いですから、当選率が必然的にどの宝くじ売り場よりも高くなっている、ということですね。

考えてみれば当たり前のことなのですが、感情とか心とかスピリチュアルパワーとか縁起とか、抽象的な物ばかりを信じ切って思考停止に陥っていた人間からすると「なるほど」となるんですね。

仕組みを理解することで、停止していた思考の動かし方がわかる、という感じです。

それまでに当たってきた上司や先輩が「根性論」や「精神論」を語る人がほとんどでしたので、こうした思考の仕方は私にとって画期的でした。

こうしたあらゆる物事の考え方について、本当にわかりやすく書かれていました。

本の説明で

「どうすれば自分の考えを分かりやすく話せるの?」「どうすれば文章をうまく書けるようになるの?」…それらの答えは「数学的思考力」を身に付けることだった!

と、書かれていますが、これって本当にそうだなと思いました。

「数学的思考」を身につけることで、「抽象的で感情的な文章」ではなく、「人に説明するための文章」を書くことができるようになりました。(数学が得意になることはありませんでした)

しかし、こうした思考を身につけることで、デメリットもありました。

「感情的に書き殴ることにストッパーがかかる」ということです。

それまではめちゃくちゃな展開のお話でもとにかく書き進めることができたのに、文章を書いている最中に冷静な自分が出てきて「この文章はもっと説明しなくちゃいけないのでは?」とか、「そんな展開、論理的じゃない!」とか、そういうことを言われます。脳内で。

これは私にとって試練のひとつでした。

感情にまかせて文章を書くことで、稚拙でも論理的でなくても、相手に共感してもらうことができます。

手前味噌ですが、これが私の文章の魅力だと思っています。

この本が、そうした魅力を掻き消してしまうきっかけになってしまったんですね。

この本を読んだ後で、仕事上の書類を作るのは非常に捗りましたが、シナリオを作るのに難航した時期があります。

けれど、この試練を乗り越えることで、ひとつ成長できたと今では感じられます。

論理的に書くことの魅力、感情的に書くことの魅力。それらを両方踏まえてこそ生まれる文章もあります。

そして、感情的に書いた文章の論理を後から考えることもできるようになりました。文章の推敲や校正にとても役立っていると思います。

論理的に話すことができるようになったことで、男性との会話が弾むこともあります。

若くてかわいいうちは多少物知らずで論理が破たんしていることを言っても「かわいいなぁ」で済まされますが、そうでない年齢になると、理路整然と話していた方が会話が弾むように思います。

「女性っぽくない」「客観的すぎて気持ち悪い」とも言われることもありますが…もうモテなくてもいいから、これでいいんです。

精神的にバランスを崩してカウンセリングを受けた時に、カウンセラーに「あなたは物凄くご自分を客観視されていますね…」と言われて、何かそういう病気なのかと不安に思ったこともあります。

私の人生に大きく貢献してくれたこの本は一生捨てずに傍に置いておこう…と思います。