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底辺ネットライターが思うこと

思うことをひたすら書くだけ

私の中だけの悪が世の中の悪と認識された日

ブラックアフィリエイトの話 話題の話

正直、また「ブラックアフィリエイトの話」カテゴリを連投する日が来るとは、露ほども考えていなかった。

www.teihen-writer.net

もうブラックアフィリエイトは誰が何と言おうとネット稼業文化であり、法規制されない限りは問題視されることはないと思っていた。

この問題を問題視しないライトユーザー層の数が多いこと、クラウドソーシングが普及してこうした仕事を良いアルバイトだと感じて働いている人が増えてきていること、あらゆる理由から「もう問題視されることはないだろう」と諦めていた。

前回の記事で書いた通り、この問題が解決されることを望んでいない、解決すれば困ってしまう人もいるこの世界で「私の中では悪だからどうにかしてやろう」とまでは思えなかった。私の中だけの問題だと心の奥にしまうことにした。

Welqが問題になった時の感想は「何を今さら」という一言だった。

けれど、予想に反して騒動は大きく広がった。

これを機に何かがどうにかなってほしい、と思って、この件に関する記事を読み漁った。

前回の記事を書く際に、自分自身の過去の記事も読み返した。隠したつもりで結構特定されそうなこと書いているな、と思った。知り合いが読んだら一発で私だとわかるだろうな、と。(実際、友人にはあっさり特定されていた

けれど、削除はしない。もしクライアントAがこの記事を見て「あいつだ」と思った時、もしかしたら「あの時」の気持ちを思い出してくれるかもしれないと思うから。

事務所を設立して以来、クライアントAのデスクに置かれていた「人の生活を向上させる」という目標が書かれていた紙が、いつの間にか消えていた。どこを探してもなかった。

www.teihen-writer.net

「真面目にやっていたって稼げないから」と言ってブラックアフィリエイトに染まってしまったあの人にも、明るく未来を見据えていた時があった。あの時、私は低賃金であろうとライターとして楽しかった。

たくさんサイトのアイデアを出して話し合っていた。そうして作ったサイトからお悩み相談のメールが飛んできた時は「悩んでいる人に読まれて、役に立っている!」と、二人で喜んだ。

少しずつ正攻法では稼げなくなってきた頃、ブラックアフィリエイトで作ったサイトがサラリーマンの平均年収の倍ほどの収益をひと月で叩きだしたらしい。*1

私はアフィリエイトの手法に関して、ほぼクライアントAから教わっていない。

「私が何十万も出して得た知識なので、もしあなたに教えてあなたが稼ぐようになってしまったら困ります」

そういう理由で、ほとんどの内容を教えてもらなかった。

ただSEO対策記事の作成に関わる部分のみ、手書きの資料をもらった。

だから私はアフィリエイトの情報に関してたくさん触れてきたが、自分でアフィリエイトをする技術は持っていない。少しだけやってみようかと思ったことがあったけれど、やめた。そうすることでクライアントAとの間でいざこざが起きるのが嫌だった。

結局、破綻してしまったけれど。

もし、私のこのブログがクライアントAに読まれて特定されても、構わない。そのぐらいの覚悟はもうしている。

そこで問題が起きてしまったとしても、自分で撒いた種だ。刈り取りに行こう。

クライアントAがもう一度、5年後、10年後の未来を見据えた目標を立ててくれればと、願う。

私はアフィリエイターもクライアントAも憎んでいない。信頼できるアフィリエイターからの仕事は今でも引き受けているし、GoogleAdsenseをブログに貼り付けている。アフィリエイトが悪いことではないと声を大にして言いたい。

そうしてお金を得ることで本当に良質なコンテンツが作られていくようになれば、人の生活の役に立つから。

だからこそ「アフィリエイター=悪」という定義付けが、私は好きではない。そう考える人がいることも知っているけれど、私はそう思えない。

はっきりと「ブラックアフィリエイト」という定義付けをして、そうではないアフィリエイトと分別していく世の中の流れになれば、と考えている。

アフィリエイトが悪いんじゃない。悪いことをする人が悪いんだ。

正直者が馬鹿を見る文化なんてとっとと滅びてしまえ。

*1:「らしい」というのは、私が報酬アップを望むことを恐れてか、私には教えてくれなかった。一時期新規事業のために入ってきていた人には話していたようで、その人から伝え聞いた。