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ホーメスト破産SEOネットコラムがもたらした波紋 憶測記事を掲載してしまう危険性とは?

2018年11月27日に破産申請をした株式会社ホーメスト。

かぼちゃの馬車事件に巻き込まれて唯一倒産した建築会社として悪名が広まりました。

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「ホーメスト 倒産」で検索するとこの記事が最上位表示されます。

しかし、元株式会社ホーメスト社長の八島睦さんいわく

「ホーメストは始まってから下請け案件を1件も受けていない」

とのことでした。

 

かぼちゃの馬車の建造物建築は、建築会社と投資オーナーの直接契約による案件です。

スマートデイズは、サブリース契約と土地売買契約の2つを投資オーナーと締結していました。建物に関しては建物仕様や価格設定を行い、「あとは工期を埋めて約款等を説明して契約するだけ」の建築請負契約書を作成して登録建築会社に渡していました。

ホーメストの八島睦さんは「1坪100万円」を最初に提示されたとき、スマートデイズに「うちは1坪60万円です」と伝えたそうです。

ホーメストと投資オーナーの直接契約なので、1坪60万円という元請け案件同様の価格で建築できる、と。

スマートデイズはそれに対して「それは業務委託費です。営業から何から何までやっているので、それぐらいの費用が掛かる。投資オーナーにはこの価格で説明して納得してもらっているから大丈夫」というような返答をしていたそうです。

ホーメストの八島睦さんはこの価格設定を高額だと思っていたそうですが、建築請負契約の説明の際、投資オーナーに対して「何か質問は?」と聞いても何も尋ねられないので、

「スマートデイズがしっかりと説明しているから、投資オーナーは質問がないほど納得して買っているんだ」

と思っていたんだそう。聞かれたら答えるつもりでいたそうです。

「なんで聞かれなかったからと言って説明しないんだ」と言われる方もいるでしょうが、冷静に考えて「相場より高い買い物ですが、大丈夫ですか?」と聞いてくる業者はどの業界にもいないでしょう。

ホーメストはスタート時点から基盤があり、かぼちゃの馬車を引き受けなくても、自社で引き受ける元請け案件だけで充分に会社が経営できる状態でした。

かぼちゃの馬車建築を引き受けたのは、知人に紹介されたスマートデイズ役員に頼み込まれたからです。

ホーメストが倒産したのは、別の理由です。

八島睦さんはかぼちゃの馬車事件において、加害者ではなく被害者です。

そしてホーメスト社長ではなくなった八島睦さんの生活を脅かしているのは、このブログの最初に貼ったような「公開された情報からの憶測を事実のように語る記事」の存在です。

八島睦さんは、こうしたネット情報の風評被害で安全な生活を失いました。

一見して誹謗中傷や侮辱をしていないように見えるただのよくあるネットコラムですが、八島睦さんご本人のお話を踏まえて読むと、吐き気がするほど嘘だらけです。

八島睦さんはスマートデイズに騙されたうえに、やってもいないことをやったと吹聴されて苦しんでいる被害者です。

スルガ銀行で不正融資を受けた投資オーナーは、偽造書類にサインをしているという実情もあります。

スルガ銀行は不正融資をしましたが、「資料がそろっていない融資は通していない」のです。

融資する相手の資産が充分にあることを示す書類があり、そこに本人のサインがなければ通せなかったのです。

投資オーナーは、自分の資産状況が偽装されていると知りながら、その書類にサインをして「この書類は本物だ」と提出しているのです。

スマートデイズが展開していた『資金0スキーム』は、私文書偽造のことだったのです。これは私文書偽造教唆という犯罪です。

かぼちゃの馬車事件は詐欺事件ではありません。

かぼちゃの馬車のビジネススキームそのものは成立しており、サブリース賃料が支払いできなくなったのはただの事業破綻であり、破綻した理由は「ビジネススキームが絵に描いた餅だったから」ではなく、全く別のしょうもない理由です。

「詐欺的スキーム」「詐欺的シェアハウス」というキーワードがネットコラムに散見されましたが、「詐欺って言い切れないから詐欺的と言っている」んですね。

問題を調べようともせずただただ憶測で書かれてしまったようです。

かぼちゃの馬車事件で大損をした方がたくさんいらっしゃいます。命を絶ってしまうほど、大きな。

しかし、どれだけ資産を失おうと、かぼちゃの馬車事件は詐欺事件ではなく事業破綻なので、「返しきれないほどの借金を背負ってしまった」のは、資産が偽造されていると知りながら書類にサインをしてしまった投資オーナーの自己責任です。

八島睦さんはめちゃくちゃやり手のビジネスマン(本人にそう言うと全否定される)で、少し首を傾げてしまうぐらいまっすぐなお人柄で、すぐに人を信頼してしまう可愛らしい人です。

ホーメストは悪徳建築会社ではありません。

私がこの本でみなさまにお伝えしたいことのひとつは、そのことです。

かぼちゃの馬車の”クレーム”ブリュレ: ホーメスト倒産事件を電子スイーツに仕立てた人たち